カオサンへの帰還本日の13時10分の便でシェムリアップを後にするので、アンコールワットを見に行っている余裕はない。 シェムリアップの市街地を探索することにする。
国道6号線を東に進むと、こ綺麗な公園があり、公園の向えにはシアヌーク前国王の別荘(シアヌークビル)がある。
内戦時代の10年前までは更地だったという理由もあるが、シェムリアップの町並みは新しくて美しい。 もちろん国際観光地だけあって、インターネットカフェが充実している。 1時間あたり0.5ドル(2000リアル)から1ドル(4000リアル)くらいが相場である。 20分で0.25ドル(1000リアル)の店を利用してみるが、スピードが若干遅い点を我慢すれば、まぁまぁ使えるレベルだ。 ***************************** シェムリアップには、セントラルマーケットとオールドマーケットという、2つの市場がある。
セントラルマーケットは天井の高いアリーナ状の建物に、土産物店やフードコートが並んでいる。
どちらかというと観光客向けの市場と言っていいだろう。 視界が広い分、閑古鳥が鳴いている印象が強い。
一方、オールドマーケットは主に地元民向けの、食品売り場や衣服売り場が所狭しと立ち並んだ、とても活気のある市場だ。
オールドマーケット内には食堂街があり、出勤途中のOLといった女性たちが朝食を食べている。 ルアンパバーンで会ったメグさんは、「カンボジア伝統のクメール料理はあまり美味しくないので、食べない方がいいよ。」
と言っていたが、今となってはどれだけ不味いものなのかを検証するすべもない。 手持ちの現金を確認する。 26ドルと2000リアル。 必要なシェムリアップ空港の空港利用料25ドルと、
町から空港までのバイタク代1ドルを差し引くと、2000リアルしか使えないことになる。
1000リアルの水を買って、後は1000リアルのみ。 最後に何かカンボジアらしいものを食べたい・・・ ***************************** タケオゲストハウスで1ドルのバイタクを頼み、シェムリアップ国際空港に向かう。
シェムリアップ国際空港の搭乗待合室はかなり広くて豪華なのだが、隣接地にさらに新しいターミナルが建築中のようだ。
「出国税の25ドルは、新しいターミナルに使われています。」と新しいターミナルの模型が展示されている。
バンコク行きのバンコクエアウェイズが到着した。
こちらの機材もラオス航空と同じATR72だが、何故だかプロペラの枚数が違う。
ラオス航空のプロペラは4枚の羽だったのに対して、こちらは6枚の羽を持っている。
中に入ると空調が効いていて、座席もリクライニングできる。 ラオス航空の蒸し風呂&リクライニング無しは、
ATR72の機体の仕様かと思っていたが、選択したグレードの差のようだ。 *****************************
ドンムアン空港で入国手続きをすませると、第一ターミナルのアマリエアポートホテルへの連絡橋を渡ると、
ドンムアン鉄道駅のホームに出られる。
車輌がグダグダという訳でなく、速く走る所は速いのだが、いかんせん信号待ちの停車がやたらに長い。
特に南方面の列車が分岐するバンスー駅では、10分近く停車した。 ファランポーン駅の西側にはヤワラーと言われるチャイナタウンが広がっている。 一応はこの界隈も安宿街として有名らしい。 駅のすぐ近くにあるロータリーの南側には、半分廃墟と化したビルが建っている。 これこそ悪名高き「ジュライホテル」の残骸だ。 かつては、怪しげな日本人バックパッカーの溜り場で、知人の「不良中年」こと浜田氏も、青春の日々をこの宿で過ごしていたらしい。
安宿を探してみるが、どこもかしこも小汚くて怪しげだ。
インフォメーションでカオサンへの行き方を尋ねると、駅前から53番の市バスに乗るとよいとのことだ。 ***************************** 53番のバスはヤワラー通りを通って、チャオプラヤ川沿いに北上する。 プラアティット通り(Phra Athet Rd.)沿いのユニセフ前で降車すれば、カオサンはすぐ近くだ。
久々に見たカオサンは拡大を続けている印象だ。 かつて比較的静かであったワット・チャナソンクラムの北側の通りも、
完全にカオサンの歓楽街の一部となっている。
タイ到着後の最初の食事は、もちろん屋台の王様「バッタイ」である。 昨日までは、所持現金を気にして倹約生活だったが、ここバンコクでは少し事情が違う。 街中に24時間ATMが溢れており、
国際対応のキャッシュカードを持っていれば、いつでもどこでも現金が入手できる。
以前から気になっていた、イスラエル料理店「チョハナ」もトライしてみる。 野菜で出来た団子のようなものと、チキンカツのようなものをオーダーする。 味は微妙・・・ 本日の締めとして、タイ古式マッサージを堪能する。 1時間で160バーツ〜180バーツがカオサンの相場のようだ。 |
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