スターフェリーで香港島へ※デジカメ画像を紛失したので、写真はありません m(_ _)m 南北酒店でTシャツとショートパンツに着替えた私は、早速町に繰り出すことにした。 考えてみれば、この宿は扉についている カメラで顔を確認してから、宿の鍵をあけるシステムであるため、盗難という意味においては安全かも知れない。宿探しを手間取っているうちに、既に4時を回ってしまっている。 佐敦から地下鉄に乗り一駅行ったところが、九龍半島の突端、尖沙咀(Tsim Sha Tsui) となる。
海沿いに博物館やコンサートホール、プラネタリウムのようなものが並んでいる。 スターバックスに入ってみる。 ややフードメニューに違いはあるが、商品の受け渡しの方法や、
インテリアは万国共通である。 価格は300円〜500円くらいと、日本に比べ若干高い感じである。 こだわっているようだが、沢木耕太郎の「深夜特急」におけるスターフェリーの記述は、印象に残るものであった。
とにもかくにも、安価な観光名所は是非とも押さえておかねばなるまい。 無理やり、「Keep the Change.」と言わされている気がしないでもないが、なんとか乗船することができた。 いざ船室に。
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念願のスターフェリーではあったが、「深夜特急」の記述から私が想像していたものと若干異なった。 香港島側のフェリー乗り場は、先程の中環駅に近い。 世界有数の金融機関であるHSBC(香港上海銀行)と、
まるで刀のような中国銀行香港支店が競い合うようにして建っている。 九龍半島になく、香港島だけに存在するの乗り物として、2階建チンチン電車が有名である。
路線や行き先が分からないので、何も考えずに「ハッピーバレー」行きの電車に飛び乗った。(もちろん2階で) 終点のハッピーバレーは競馬場で有名であるが、しかし、この閑散とした雰囲気は・・・
守衛さんに尋ねると、競馬開催の主体は郊外の競馬場に移っており、ここでは、あまり競馬は開催されないらしい。
昼からスタバした口にしていない腹が悲鳴を上げてきた。
通りがかりのインド人に格安ご飯スポットを聞いてみると、「コーズウェイベイに行った方がいいよ」とのこと。 店の名前は「南記粉麺」。 どうやらチェーン店らしい。
当然メニューは漢字だらけであるが、「雲南小鍋米線」というものに興味をそそられた。 日本語にするとさしずめ、
「雲南風汁ビーフン」って感じでだろうか。
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お腹の方だけは満足した私は、海側に歩を進めた。
「日本とそんなに変わらないな」ってのが率直な印象である。 店員や話し掛けた人は、私が広東語を理解でき
ないのを怪訝そうな顔で見ている・・・ 待ち行く人の服装や顔立ちも日本となんら変わらない。
むしろ人込みの中から日本人を見つけ出す事の方がかなり難しいことだと思いわれる。 デパートの中や町中には、結構、日本風居酒屋がはびこっているようで、店頭のメニュー写真には必ず「イカの丸焼き」が 登場しているみたいである。 香港人にとっては、これが典型的な日本の居酒屋メニューなのだろうか? 回転寿司も多かったが、こちらは完全に香港社会に定着している様子である。 と、長蛇の列が、なんとそこにはかの「味千ラーメン」があるではないか。 「味千ラーメン」は熊本の有名なラーメンチェーンで、大阪の羽曳野線にある店を、私は日頃から贔屓にしているのだ。 しかし、メニューを見ると「本場北海道・・・」と、オイオイ。 「味千ラーメン」は私が見かけただけでも3店舗あり、全て大繁盛であった。 町中で目についたもう一つの業態が「優の良品」という駄菓子屋のチェーン店だ。 香港人にひらがなの「の」は
解読できないとは思われるが、明らかに日本を意識したものであろう。 しかし、日本ってのは「お菓子大国」なんだなとつくづく思い知らされる。 コンビニに行っても、日本のお菓子は
メチャメチャ幅を利かせている。
ムースポッキーやフランが、そのままのパッケージで並んでいるのため、コンビニのお菓子コーナーは日本そのままと言っても
過言ではない。 ホテルに帰り付くともう12時を回っている、近所(ネーザンロード沿い、ジョーダンロードのやや南)のジュース屋で、 マンゴの生ジュースを飲んだがこれがメチャ旨い!! |
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